2011年 01月 30日 ( 1 )
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山のねずみ
昨夜は、ずーっと見たかった映画のDVDを借りることが出来てやっと観ることが出来た。
「西の魔女が死んだ」
あ~・・・・すごくいい映画だった。
こんなにしみじみ感動したのは久しぶり、本当にいい映画だったなあ・・・。
お隣、北杜市のロケーションも勿論、話の内容も全然押し付けがましくなく淡々としていてすごく胸に染み入る・・・というか。
私もこんなおばあちゃんのような生き方がしたい。

この映画を見た人の多くは、その緑溢れる自然の中の景色にうっとりするだろうけど・・・やはりこれって都会に住む人から見たら、魔女修行をするにふさわしい現実からかけ離れた理想郷なんだろうな。
「素敵ね~」と憧れはするけど、実際に毎日住む場所ではない・・・と。
でも・・・その理想郷に私は住んでいるの。
ここに出てくる緑滴る八ヶ岳の自然の佇まい、それは事実私の住んでいる世界だ。
フィクションでも理想郷でもなく、ここは私たちにとっての「日常」なのだ。

この別荘地のオーナーさんたちに何度も同じことをよく聞かれる。
今まで何度もいろいろな人から同じことを聞かれてきた。
というのは・・・「よくこういうところに住んでますねえ」
(大きなお世話 笑)
少し前にも、近所の別荘のご主人から聞かれた。
「うちの家内が一度聞いてみてくれって言うんだけど・・・こういうところに住んでいて平気なんですか?
数日ならいいけど、ずっと住んでいて・・・寂しくないですか?退屈しないんですか?」って。
私「はあ~・・・?」
「いえね、うちの家内とここに来ても、家内はすぐに東京に帰りたがるんですよ。だから奥さん(私のこと)がずっとここに住んでいられるのが信じられない、よくずっと住んでいられるって・・・」
「だから一度聞いてみてくれって」
(はああー・・・?)
私からしたらその人たちが信じられない。
つか、理解できない。

でも同じことを別の人たちからも何度も聞かされた。
別荘オーナーの、特に揃いもそろって奥さん方は皆「ここに来てもすぐに帰りたくなる」んだって。
実際に、ご主人だけが来荘されて、奥様は「ウチのは来るのは嫌だって言うんですよ」っていう人がとても多い。
また、私たちがここに越してくる前はうちの母が冬以外ずっとここに住んでいたのだが、母もやはり何度も同じことを聞かれたらしい。
「よく毎日ここに住んでいられますね」
「寂しくないんですか?」
「退屈しないんですか?」

そう聞いて来る人たちに答えて「東京なんてあんなクソ忌々しいところになんか誰が住んでられっか!」・・・とは言わないけど、こうは言う「東京が嫌で嫌でたまらなくてやっとここに越してこられたんですよ」って。
「毎日が素敵で楽しくて仕方がないんです」って。
こうした別荘オーナーの奥様方はきっと、毎日着飾って出歩いたりショッピングに出かけたり美味しいものを食べ歩いたり・・・そうしたことが大好きで楽しくてたまらないのだろう。
確かにたまにそうした楽しい時間を持つことは楽しいけど、それは「たまに」であって日々がそれだけで終ってしまうのは、そうしたことだけにしか喜びや生活の張りを見出せなくなってしまった人たちって・・・なんだか哀れに思えてくる。
私には西の魔女のおばあちゃんみたいに、毎日の何でもないちょっとしたことに感動したり生きる勇気を貰ったり・・・そんな暮しの方が合っているんです。
毎日スコットの散歩で歩くのは・・・「まいのサンクチュアリ」みたいな素敵な場所。
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こんな素敵な景色が日々の暮らしの中にある、そんなここの生活が何より好きだし、幸せなことだし、多分とても贅沢なことなんだろう。
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「都会のねずみと田舎のねずみ」って寓話があったけど・・・私は間違いなく「山のねずみ」だ。
Top▲ | by sukomama | 2011-01-30 22:33 | Comments(14)
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