ことごとく食い荒らされ殆ど壊滅状態になってしまったうちの庭。
そんなわけで載せる画像もあまりなくなってしまった。 食いちぎられ、蕾は勿論葉っぱまで根こそぎむしられた子供達を見るのはとても辛く、見る度に涙が出てきてしばらくは庭を歩けなかった。 ダーは植物にも園芸にも全く興味ないので、私の辛さは全然理解できない。 むしろ動物が好きなので「鹿のためになったと思えばいい」とか「あなたの考えが間違ってる」とか、言われてしまう。 数日口を利かなかった。 先日行ったピラタスの高山植物園もひどかった。 鹿の食べないコマクサ(ケシ科なので)とイブキジャコウソウ(香りが強いので)以外は全く全滅。 岩ばかりで荒涼としていた。 霧が峰も、名物のニッコウキスゲが鹿の食害で大打撃だそう。 農業も林業も、観光業も、年々激増する鹿の被害に、深刻な状態に陥っている。 今や「かわいい~」なんて言ってられないのだ。 とはいえまだ待機苗もあることだし、これらを早く植えてあげなければならないし、残っている植物もなんとか守っていかなければならない。 母は強し、と奮起して再び庭仕事に没頭した。 植え付けと同時に鹿対策も何とかしなければならない。 おとといにはようやくロック・ガーデンが完了。 近所のコケモモに今年は珍しく花が咲いたので、これは実がなる可能性があると少し移植した。 ・・・とゆうか、このロック・ガーデンはコケモモの為に作ったの?と言うくらい特等席。ガーデンの中心。 なんか、まだちょっと少ないけど・・。 しかも半日は日陰だし・・・。 半日陰のロック・ガーデン? ロックにコケ生えてるし。 ほんとは植えつけた後表面に敷こうときれいな小石を買ってきたのだが敷き詰めるのはやめた。 どうせ私のことだから、またすぐあっちをこっちに、こっちをあっちにとしょっちゅう動かすと思うので。 しかも今日なんか、写真は撮らなかったけど、薔薇苗を5つも植えちゃったもんね。 何だかんだ言いながら結構働いているのであった。 お昼には、近所でやはりお庭をきれいにしているうちがあり、たまたま在宅だったのでいろいろ鹿対策を伺いに行って来た。 別荘地内にもやはりいろいろ植えてきれいに庭を作っているお宅があるが、どこも鹿にやられて有刺鉄線で敷地を囲んでいる家も何件かある。 「有刺鉄線」というところに彼らの怒りを感じる。 分る、分る。 でも昨夜、鹿の生態をちょっと調べたけど、有刺鉄線ではダメだと思う。 伺ったお宅も、有刺鉄線にしたりネットを張ったりしていろいろ試行錯誤されていた。 こちらのうちも、庭をきれいにしていろいろ苗を植え込んで、小まめに手入れしていた。 玉川園芸(日野春ガーデン)で買ってきた珍しい植物がたくさんあって。 いつも丹精して、夏が来てやっと華やかな庭が見られる・・・と思っていたら一夜にして鹿に全滅させられて、ひどいショックだったらしい。 奥さんは数日泣き続けて、その年はもう何もする気になれなかったとのこと。 それで、こんな本も貸してくれた。 これはすごい。 鹿の生態や好きなもの、嫌いなもの。 どうやって防御するか、どうすれば効率的か・・・等々、目からウロコ、とってもためになる。 昨日私が一日がかりでせっせと作り上げたワイアーの柵、あれもやっぱりダメらしい。(勿論有刺鉄線も) あー、聞きに行ってよかったー! 何より良かった事は・・・私と同じ経験をして、私の気持ちがよく分ってくれる人がいたこと。 それだけでずっと心が救われた。 Top▲ |
by sukomama
| 2008-07-15 22:18
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