ネット修復と重労働
庭中の木を食い荒らされ落胆して何もする気力のない私に、ダーが「できるだけのことをしよう」と言った。
「もう何もする気が起きない・・・」「いいよ、僕が全部やるから・・・」と言ってくれ、土日の週末休みをかけて、敷地の周りをぐるっと雪かきしてくれた。

とりあえず私も少し手伝って・・・
雪の重みで千切れ、鹿の体当たりで変形してしまったネットを、とりあえず急場しのぎの樹脂ネットで補修。
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雪が全然溶けずフェンスが低くなってしまっているので、少しでもフェンスを高くするために、フェンスの外側の雪をダーが掘って行った。
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幅1m、深さ1mくらい・・・
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これをずー・・・っと敷地の周りじゅう掘ってくれた。
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雪国の人なら分かるけど、今の時期はもう雪は雪ではない。
岩のように固い氷の塊になってしまっている。
なので「掘る」と言っても、まずはバチヅルで氷の塊を砕いて、スコップも雪かき用ではなく土木用の重い鋼のスコップで掻き出して掘っていくのだ。
しかも、敷地の周囲全て・・・ということはもう数百mもの長さ・・・
それを土日の二日かかって朝から夜までかかって、掘ってくれた。
もう、ありがたくて涙が出る。
私の個人的な趣味の庭なのに・・・

一応私も非力ながら、テニスコートに面した一辺をなんとか掘って行った。
テニスコートはうちより2m近く高くなっているので夏場は高低差があるので侵入してこないのだが、今は積雪が2m近く積もってしまっているので、ここから簡単に入って来てしまうのだ。
なので少しでも雪を取り除いて、テニスコートのレベルとうちの敷地のレベルの高低差をなるべくつけて、行き来できにくくして。
この右の高くなっているところがテニスコートなんだけど、この高さまで積雪があったのを・・・
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朝から晩まで掘り続けてここまで低くした。
ずーっと・・・・・・これも左の高くなっているのがテニスコート。
ここまで積雪があったのを・・・・
必死で掘り続けてここまで低くした・・・
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これで鹿が入ってこない、という保証はないけど・・・
様子を見ることに。

一年に数センチしか伸びないヤマボウシ、やっと私の背まで伸びてきたのが・・・
太い主幹をどれも食べられてしまった・・・
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大好きなエゾノコリンゴも、新芽(花芽)を皆食べられた。
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ずっと高いところの枝は無事だが、いつものキッチンの窓からは高くて全然見えない。
毎年楽しみにしていた、窓が全て真っ白な花で埋め尽くされる光景は・・・今年は見られないだろうなあ・・・
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こんなことをやりながらダーがポツリと・・・・
「山の生活は厳しい・・・」
ほんと、そう思う。
なんでこんなところに住んでいるんだろう・・・いつも思う。
Top▲ | by sukomama | 2015-03-15 17:02
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