今日は小諸にある眼科の専門知識がある獣医さんにスコを連れて行ってきた。
事の起こりは先月スコの歯科手術をしたとき、事前に先生がスコの目を調べて「白濁化してきてるね」との一言。 その言葉にドキッとして「白内障?」とショックを受けた。 確かにスコはパピーのころから目が白っぽく、特にこの頃はその白さが目立ってきたような・・・。 それまでは白内障って老化現象で単に視力が衰えてくる、程度にしか思っていなかったのだが、家に帰りちょっと調べてみるとこれが結構大変な病気らしい。 白内障は単に見えなくなるだけでなく、その後ぶどう膜炎、そして緑内障へと進んでいき、このぶどう膜炎や緑内障はとても痛いのだそうだ。 視力がなくなっていくのもかわいそうなのに、ひどい痛みを伴う症状に進んでいくとは・・・ 人間なら今は日帰り手術もできるようになり、簡単に手術で治るそうだが、ワンコはとても大変なのだ。 前もって一定期間投薬や目薬を続け手術に備え、手術には一週間以上の入院。 手術が終わっても飲み薬や点眼薬を一生続けなくてはいけない。 そして費用は通常30万から40万。 目の前が真っ暗になり「まだ10歳なのに・・・」と涙・・・の日々だったが、とにかくスコの目が今どんな状態なのか詳しく検査して、それからできる治療を進めていくしかない。 眼科に力を入れている、専門の知識がある獣医さんを探し、幸い小諸によさそうな病院があるので予約を入れた。 病院に着いてみると・・・二か所ある駐車場は満杯、それでも停められない車が歩道に列をなしている。 病院のドアを開けると何十組もの患者さん(ワンコ&ニャンコ)と飼い主さんたちでいっぱい・・・ こんなに繁盛しているということは、きっと良い病院なのだろう。 1時間半待ってようやく診察。 院長先生自ら検査してくれた。 瞳孔を開く目薬をさし、眼圧、眼底検査、水晶体の撮影・・・と、人間の眼科のようにとても詳しく検査をしてもらった。 そしてその結果・・・ 白内障ではなく、核硬化症とのこと。 椅子からずり落ちそうなくらい安心して脱力した。 核硬化症はこちらはまさに老化現象。 ガラスが、新しいものはピカピカで透明だけど、年月が経つにつれて曇ってくるように、加齢に伴って水晶体が曇ってくるもの。 だけどこちらは見えなくなるということはなく、病気というものでもない単なる老化現象なので、さほど心配はないのだ。 「ワンコの目が加齢とともに白くなってくるのは多くはこの核硬化症なのですが、知識がない獣医さんだと白内障と診断して、しかも必要のない手術をしたりして悪化することも多いのです」とのこと。 恐ろしい・・・ スコの目は核硬化症のほかに、ほんの僅かに点々と白内障の部分があるそうだが、これは「全くないということはないですよ」とのこと。 人間でも60歳を過ぎると7割くらいの人が白内障を持っているとのこと。 だからといって全ての人がそれが進行して視力がなくなっていくというわけではない。 多くの人がそのままあまり進行せずに一生を終える。 そもそも老化現象だと思っていた白内障は、れっきとした病気らしい。 一番の要因は「遺伝」。 そして、体内で何かの病気が起こるとそれに伴って発症するらしい。 「単なる老化現象ではないんですよ、確かに<老化>が引き金になって体内の何かの病気が進みそれに伴って白内障が出てくることもありますが」との先生の説明。 スコに今ある僅かな白内障スポットが、このまま安定しているか、進んでいくのかは断言できないので経過を観察しなければならない、とのこと。 ひとまず今は深刻な白内障ではない、とのことで少し安心して病院を出た。 ダーはそれでも小さな白内障部分があるということで心配そうだが、とにかくこれからそれが進行しないよう手を尽くしていかなければ。 目にはなによりアンティオキシダント! まずはアスタキサンチン・・・次の買い出しの日、しっかり鮭をまとめ買いしたのであった。 獣医さんの帰りに、途中にある長門牧場に久しぶりに寄ってみた。 結構観光客でにぎわっている。 久しぶりに広々したところを走れて、スコもモリも大喜び。 いつもの客寄せヤギなど。 オモシロい顔のヒツジとか。 そしてとうとうアルパカも登場! アルパカ、人気で、皆が見ているだけで笑っている。 「アルパカ~・・・ひゃっひゃっひゃ・・」って。 分かるけど。 顔が面白いのかな? 朝、家を出るときは緊張と不安で押しつぶされそうだったけど、ひとまず今は安心ということで、広い牧場でワンコたちも走らせたし、美味しいソフトも食べたし・・・で充実の一日であった。 すっごい疲れたけど・・・ Top▲ |
by sukomama
| 2014-05-11 19:37
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