間引き作業
今日はキッチンの窓の外のエゾノコリンゴに新しいお客さんがやってきた。
キレンジャク。
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初めて見る鳥だけど、尻尾の先が黄色いので「もしかして、あれがキレンジャク?」と調べてみたらやはりそうだった。
ヒヨの日参のあと、少し残っていた実をせっせと食べている。
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しかし・・・この実を食べに来るのは皆デカイ鳥ばかり。
やはり窓のそばだから、強気の大型鳥ばかりになるのかな?
実際・・・ウナジがなんかふてぶてしそう・・。(笑)
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発芽した苗が混んできたので、今日はちょっとだけ間引いた。
ヘンケルのミニハサミとピンセットで慎重に小さめの苗をとっていく。
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この作業が苦手、とかやりたくない、といったことをよく聞く。
私も以前はそうだった。
せっかく種を蒔いて、小さな芽が健気に一杯出てきたのに、どれかを残してあとを皆間引いてしまうなんて・・・。
小さなかわいい苗たちがなんだか可哀想で・・・。
でも、今は考えが変わった。

種を蒔くとき、一粒ずつより幾つかまとめて蒔く方がいいらしい。
自然界ではそうして隣り合ったいくつかの種からいくつかの芽が出てくるのが普通だからだそうだ。
そしてそのほうが発芽にも苗の生育にもいいらしい。
一人っ子より兄弟がいたり友人がいたりするほうが成長に良いのと同じかな?
だから蒔くときはできるだけ幾つかまとめて蒔くようにした。
だから、たくさん芽が出てきた中のたった一つの苗しか育てなくても、他の間引いた幼苗たちはそのたった一つの苗が育つ役に立ったのだ。
決して無駄な命ではなかったのだ。
土台になってくれたたくさんの幼苗たちの命は、その中から育っていく一つの苗の中で生きていくのだ。
そう考えたら、間引く作業も決して冷酷で無慈悲な行いではないと思えるようになった。
・・・・ああ、種蒔きというほんの小さなことの中にも命のドラマがあるのだなあ・・・。

とか言いながら・・・間引いたあとのトレー。
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あんまり少なくなっていないじゃん。
やっぱ、たくさん切れなかったの・・・。
Top▲ | by sukomama | 2009-03-12 18:02
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