2008年 02月 20日 ( 1 )
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福寿草
福寿草は2月の誕生花だ。
つまり私の誕生花である。

今までは、自分の誕生花が福寿草なのが不満だった。
だって・・・なんか色も形もタンポポみたいで平凡だし、あんまり美しいと思わないし、大体福寿草のイメージって、お正月に玄関の靴箱の上とかに飾ってあるやつしか浮かばない。
なんか和風のジミな感じで・・・つまりオジジっぽい。
もちっと華やかでエレガントなもの、なかったの?
そんな私が福寿草大好きになったのが、一昨年の早春、ここに引っ越してきて初めて自然に野に咲く福寿草を見てから。

引っ越してきたのは3月の下旬。
記録的な大雪の冬を越し、背の丈ほども積もった雪を掻き分けながらの引越し荷物の運び入れの大変さは予想もしていなかった。
東京を出る前からの「こんな厳しい土地で暮らしていけるんだろうか」との不安な思いが、想像を上回る大雪を目にして一層募り、不安とストレスで毎日窒息しそうだった。
それからしばらく経ったある日のこと・・・雪が溶け始めた庭の上をふと見ると・・・・輝くような金色の美しい花が数輪。
それも二株も!
「ええぇぇ~!うちに福寿草があったんだぁー!」
我が家の庭に福寿草が生息していることなど、15年間冬以外にここで暮らしていた母も知らないことだった。
こんな時期、だれも居ないからね。
何年もの間、誰にも知られず誰にも見られず、地上の太陽たちは毎年明るく花開かせ続けていたのだ。

雲が切れ晴れ間からのぞく太陽のごとく、雪の間から顔をのぞかせた黄金に輝くその可憐な花たちは、不安で押しつぶされそうな私の心を一気に喜びで満たしてくれた。
「なんか・・・なんとかやっていけるかも・・・」
まるで心の中にも太陽が咲いたようだった。

早春の寒さの中、雪を押しのけ真っ先に顔を出す福寿草は、「不屈の精神」「どんな困難にも屈しない」といった花言葉や、意味があるらしい。
一番人が死亡する数の多い2月、多くの者が死へ向かうその2月に逆に生まれてくる逞しさを福寿草に例えて、2月の誕生花にしたのかもしれない。
福寿草の逞しさは私にはないけれど、毎年ウンザリするほどの雪を経験したあとその中からキラキラ輝く顔を出してくれる福寿草が、私は何より喜ばしく清々しいものに感じて大好きになった。
福寿草の本当の美しさは、やはり厳しい冬を通り越したものにしか分らないのかもしれない。
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そして・・・・・・福寿草とは全く関係ナシのランチ、カルボナーラであった。
サラダはビーツに自家製クリームチーズ&マヨディップをのっけて。
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Top▲ | by sukomama | 2008-02-20 14:35 | Comments(2)
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