雑草取り放棄の効用
このところちょっとだけ庭仕事にも余裕ができてきたので雑草取りを始めた。
今頃かよーってな罵声が聞こえてきそうだが、しょーがなかったの。時間がなかったの。
夏中待機苗の植え付けに終始していて。

刈った雑草は、これから苗が越冬する為のマルチ材として使う。
本当はこれらが堆肥になっていればよかったんだけど、もう今からじゃそんな時間もないし。
これはこれで、あったか布団として使う。

で、黙々と作業をしていていろいろ面白い発見をした。
あれれ・・?これ、雑草とちゃう?と思って周囲を見渡すと、リンドウがいっぱい。
植えた覚えないし、向かいに生えているエゾリンドウの種が飛んできて発芽したのだ。
リンドウってコボレ種でも増えるのー!
ちょっとびっくり。
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今は花が咲いていたり蕾が付いていたりするからすぐにリンドウと分るけど、これが小さなうちだったら何だか全然分らない。
雑草取りをしていたら絶対抜いてしまっていただろう。
今まで雑草取りをほったらかしていた思わぬ効用。

ボーボージャングルの中で、いつの間にか群生していたノコンギク。
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ここも、何だか分んないモノがゾロゾロ生えてきていたが、引っこ抜く時間がなくてそのままにしておいた所だ。
知らぬ間にノコンギクがいっぱい咲いている。
それほどひどく増殖はせず、爽やかな色合いで涼しげに咲くこの野生菊は結構好きなので、よかった!と思った。
これも律儀に雑草を取らなかったおかげだ。
もし雑草取りしていたらきっとヨモギとかと思って引っこ抜いていただろう。
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コボレ種と言えばこちら、コリダリス・センパビレンス。
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春におぎはらから買って来て植え付けて間もなく枯れたので、いくら待ってもピンクと黄色のかわいいツートンカラーにならないし、半日陰のこんないい場所に植えたのに枯れちゃうなんて、もういいや、いらない・・・って思っていたのだ。
ところが今日雑草を取っていたら・・・・あれ?これってもしかしてコリちゃん?
そう、親株は消えてしまったけど、こぼれた種が発芽していたのだ。
へぇ~、コリダリスってこんな簡単にコボレ種るんだあ・・・。
ちょっと感動。
だって、うちの庭ってコボレ種が発芽したり生き残ったりする確立はすごく低いのよお。
よっぽど屈強なものじゃないとコボレ種んないのよお。
だから植えて早々に枯れて消えてしまったあの儚げなコリちゃんの、次世代がこうしてちゃんと生き残っていたのはかなり驚いた。
あとはこの子が無事に冬を越えることを願うばかりだ。
もし来年まで生きて花を咲かせたら、今度はちゃんと種を採ろう。

これはコボレ種組じゃないけど、ゴミステーションの前に生えていた白花のウツボグサ。
白花って珍しいでしょ?
紫花ほど暴走しないさそうなので、ちょこっと引っこ抜いてきた。
グラウンド・カバーによさそう。
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でもコボレ種って不思議だ。
生態がイマイチよく分らない。
ワスレナグサなどは早い時期に花が咲いて種がこぼれて発芽するので、冬が来る前にしっかりした苗に成長するので、こぼれ種でも増えるのかと思っていた。
でも、こうしたリンドウやマツムシソウなどは晩秋まで咲いているのにコボレ種で増えているよね。
あれって晩秋でも種が発芽して、ちっちゃな苗でも越冬するのかな?
それとも種がこぼれて来春発芽するのか?
そしてそして、晩秋に発芽してしまった植物のチビ苗は、冬越しできなくてコボレ種で増えることはないのか?
・・・・ギモンがいっぱい。
これも植物に聞いてみたーい。
Top▲ | by sukomama | 2008-09-16 22:39
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