英国・里帰り&庭巡り 懐かしのグラスミアは無残にも・・・②
ファームハウスを出発して、私らの車とmumたちの車、2台でグラスミアに到着。
カーパークに車を停め歩き出したんだけど・・・
なんか・・・・人、多くない?
なんか観光地みたい・・・
観光地なんだけど。

川沿いにある有名なカフェ。
ここから見るといい感じ。
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近寄ってみましょう・・・ズ~ム。(笑)
いい感じですねえ・・・
いいなあ、お茶したいなあ。
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そうして歩くうちに、街中にあるガーデンセンターに。
ここ!
そうだ、ここ覚えてる!
20年前にグラスミアに来た時、このガーデンセンターに寄ってみたのだ。
あのときはガーデンセンターというより素朴な苗屋、という感じだったけど。
ブルーの花をつけたメコノがたくさん売っていて「ここではメコノプシスが育つんだ・・・」と思ったのを今でも覚えている。
それが・・・
なんだかとても大きなガーデンセンターになっていた。
まあ、今でもガーデンのショップとして残っているのはよかったけど。
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外売り場には苗とかガーデングッズなどが売っているが、店の中はみやげ物や雑貨がたくさん。
完全に観光客相手のショップになっている?
その店内でウェス発見!
かわい~い。
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飼い主さんに「写真撮ってもいいですか?」と聞くと「どうぞ、どうぞ」とワンちゃんを呼んでくれた。
で、ワンちゃんにカメラを向けると・・・そのウェスちゃんは「え、何?何?」と親しげに近寄ってきて興味津々。
とてもいい子ですごくかわい~い!
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ガーデンセンターを出て更にブラブラと散策を続ける。
先ほど見た川沿いのカフェの反対側から。
へえ~、奥にも客席があるのね。
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ズームしてみましょう・・・(笑)
いいなあ、いい雰囲気。
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街中のホテル・・・かな?
花壇の花がとてもきれいに植え込んである。
カフェかレストランかしら?コンサバトリーもいい感じ。
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あ、入ってみたいな・・・と思わせるかわいいカフェがあちこちに。
昔私が来たときには、カフェや食事するところはおろか食べ物を買うところもなくて苦労したものだけど・・・
本当に随分変わってしまった。
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歩いていて見つけた、大きなお屋敷っぽい家の塀沿いに立つ見事なキングサリ!
これが本当に大きくて、2階建ての屋根ほどある巨大なキングサリなのだ。
びっくりして思わず走って行って写真を撮った。
こんなすごいキングサリ、日本ではまず見ることはできないだろうな。
あ、後で写真を見たら、門柱の上に・・・ベルゲニア?
なんか、かわいい。
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そうこうするうちにmumが「素敵なカフェがあるので、そこに入りましょう」ということに。
mumとJohnは以前にも(といっても私ほど昔ではなくほんの数年前)グラスミアに来たことがあるので、よく知っているようだ。
で「どんな素敵なカフェ?」とワクワクしながら付いて行ったら・・・
こ、これが・・・ガラスと鏡でできたようななんだか美容室のような外観のデザインのカフェ。
正直絶句・・・
な、なんでグラスミアにこんな店が・・・?
しかしまあ、せっかくお気に入りのカフェなんだから・・・と店内に入ってみるが・・・
店内もなんだかペカペカした安っぽいインテリア・・・
なんだかなあ・・・・・
でも、まあ、いいか。
ダーとmum,Johnたちは何かデザートなどを注文するようだけど、ついさっきテンコ盛りの朝ごはんを食べたばかりなのに・・・
私はまだ満腹で胸焼けすらする状態なので、とても何かを食べられない。
しかしダーとmumとJohnはこってり甘そうなケーキのセット・・・
げろげろ・・・・
なんか見ているだけで更に胸焼けがしてきた・・・
すごいなあ・・・よく食べれるなあ・・・やっぱガイジン?
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お茶した後は一旦カーパークまで戻り、mumとJohnは別の予定地に行くことに。
その際前日に、レンタカーに泥の靴で利用して車の床を汚したため追加料金を請求されたとの新聞記事を見たばかりのmumが、私たちも追加料金を請求されたら困るからと、自分のハンカチと携帯掃除グッズを出して、私たちのレンタカーの床ををきれいに拭いてくれた。
自分が汚れるのも構わず、車の床に這いつくばって一生懸命に汚れを落としてくれているmumの姿を見て、どんなに子供が大きくなっても、子供を案じる親の心は変わらないのだなあ、と子を思う親の愛情が痛いほど伝わって来て、またしても胸が一杯になり涙が溢れそうになった。
こんな素晴しい親御さんに育てられたダーと一緒になることができて、私は本当に幸せ者だ、とつくづく思った。

また再び会うことを約束し、mumとJohnの車は去っていった。
はあー・・・寂しいなあ・・・
残った私たちは、次の目的地のダヴ・コテージに向った。
ダヴ・コテージはここから近いので、車はそのままカーパークに置いておく。
カーパークの向かいは広々とした草地。
その草地になんだか分からない生き物がいるんだけど・・・
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20年前にも来たはずなのだが、ダヴ・コテージ自体はあまりよく覚えていない。
ダヴ・コテージよりも、その近くの道端に咲いていた野草の花の色の取り合わせが妙にきれいだったのを覚えている。
歩きながら、あれえ?こんなとこ通ったかなあ・・・?と思い出せないうちにダヴ・コテージに到着。
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やっぱりここも日本人の団体。
土産物屋でも皆でお買い物している。
建物には興味ないので、外から全体の景色を眺めてここは終わり。
次のライダル・マウントを目指した。

ところが・・・この「ライダル・マウント」の名前を忘れていて苦労した。
勿論ダーは全然知らないし。
というか、ワーズワースも全然興味ないし、よく知らないし。
ま、私もだけど。
日本にいるときに調べた地図では、ここから遊歩道を歩いてそれほど遠くない距離のはずなんだけど・・・
歩けど歩けどそれらしき建物は現れず、人に聞こうにもその「ライダル・マウント」という名前を忘れていて「ワーズワースに関係の建物」と言っても誰も知らない。
もしかしたら日本人の中ほどには有名ではないのかもしれない。
森の中を歩いているうちによく分からないところに出て、湖が見えてきた。
これってライダル・ウォーターかしら?
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きれい・・・だけどもう疲れて動けない・・・
なんとか表の大きな通りに出て、カーパークがあったので私はそこで待っていて、ダーがグラスミアのカーパークまで戻り、車を運転して戻って来た。
車に乗り、更に道を走りながらキョロキョロ探していると・・・道沿いにライダル・マウントのサインを発見。
やっとのことでライダル・マウントに到着した。
例によって建物には興味ないので庭だけのチケットを購入。
グラスミアの町から離れているせいか、ここには殆ど人がいない。
勿論日本人の団体ツアーもない。
というか・・・庭を周っているのは私たちだけ?
これがライダル・マウント。
ワーズワースが余生を過ごした館だ。
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館以上に有名なのが、彼が作ったここの庭。
名声を博した後に購入した家なので、敷地も広く庭もよくできている。
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途中にあるベンチから、ライダル・ウォーターが望める。
今は木々が大きく育ってしまって見えにくいけど、ワーズワースが住んでいた頃はもっと視界に大きく湖が広がっていたのだろう。
広い庭を散策の途中でここに座り湖を眺めながら一息入れたのだろう。
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庭は、広い芝生のスペースとボーダーガーデン、ウッドランドなどがあり、個人の庭としてはかなり広さがあり十分楽しめる。
ぐるっとひと回りした後、ライダル・マウントを後にした。
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それにしても・・・・
やはり、というか憧れのグラスミアは大きく変わってしまっていた。
20年前に初めて来て、その静かでちんまりとした可愛い佇まいに感激した、湖水地方で一番好きだと思っていたグラスミアが、普通の観光地へと変容してしまっていた。
寂しくもあるが、でも仕方がないとの諦めも。
ただ、訪れる人が多くなったのは仕方がないとして、変な店が林立するのはやめて欲しかったなあ。
もっと湖水地方の景観にあったデザインがあるでしょうに・・・。
はあ・・それにしても人(観光客)が多かった・・・
ずっとずっと再び訪れることを夢見ていたグラスミア・・・
でももうしばらくはいいかも・・・
Top▲ | by sukomama | 2013-06-24 18:30 | イギリス 2013年
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