暖地苗を見直す
今の時期になるとあちらこちらから薔薇苗のカタログが届く。
「開いたらイカン、開いたらイカン・・・」と心を鬼にして見ないように努めるが、やっぱつい見ちゃう。
でももう薔薇苗は買わないの。
すでに秋の大苗、7株も予約してあるから・・・。(笑)
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村田バラ園とモリソナスからのカタログ。
モリソナスは、北海道の苗なら寒さにも強いかな・・・と昨年初めて注文してみた。
しかし・・・
5月に苗が届いて、梱包を開け一応半日陰に置いておいたのだが、あれよあれよという間にチリチリに枯れてきて葉が殆どなくなってしまった。
ここから届いたバラ苗全てがそんな状態。
その後僅かに回復してきて新しい葉が出てきたが、それでも殆ど棒状態。
このまま厳冬に突入だけど、大丈夫だろうか・・・。

「北海道の苗だから寒さにつよいはず」との思い込みはある意味正しいけど、ある意味では失敗だった。
他にも北海道から宿根草や山野草を注文したが、いずれも生育が思わしくない。
枯れてしまったものも幾つかあった。
この原因として・・・
一つは、日照の少ない北海道から来てこんな高山の強烈な紫外線を浴びてダメージがひどかったこと。
もひとつは、やはり寒冷地の苗は生育が良くないのかもしれない。

そんな話をマチリンさんのブログで話していたら、またまた彼女がすごいことを教えてくれた。
すなわち・・・「暖地で育ったものの方がすごく生育がいい。株がしっかり充実しているので越冬もしやすい」
そうなのかー!
またまた目ウロコ!
いつもマチリンさんの名言には目ウロコなのだが(以前も「ホリホックやヴァーバスカムは日当りが良いと育たない」ということを書いていて、うちも本当にそうだったから驚いた)今回も今までの私の思い込みを思いっきりひっくり返すコペルニクス的発言で、なんだかまた一つ大事なことを教わった。
そうなのだ、暖地でモリモリ育ったイキの良い苗は、そのままイケイケ!状態で厳冬の寒さをも乗り切ってしまうくらい元気に育っているのだ。
逆に寒冷地では当然生育もゆっくり、なかなか株が充実しない。
人から頂いたもの、O-chanさんから頂いた何年もお庭で育っていた株やpripriさんに頂いたスパルタンに育てられた(笑)株は全然問題ないけど、種を蒔いて新しく作った苗、幼苗の場合、寒冷地のナーセリーであまり充実しないまま更に厳しい当地にやって来て、もうさようなら~・・・になってしまうのだ。
あー、どうりで・・・
思い当たることが多々ある。
そうか、これからは暖地、寒冷地にかかわらず、しっかり育った苗を買うように気をつけよう。
Top▲ | by sukomama | 2009-10-23 17:14
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